人と土と暮らしと

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[第8話]YBK工業の考える「現代の土」

「土」の話題を巡る旅は尽きることはありません。それだけ人間と「土」は深い係わりを持っているからです。ここでは、YBK工業の考える「現代の土」のことをお話ししましょう。

私たちは長年にわたり、プロフェッショナルとして砂や砂利をはじめ、土に係わることを研究してきました。そこで培われた知識と技術を、どのようにして次なる製品に活かすか、そしてそれが少しでも社会のお役に立てることができるかが、最大の課題でもあると考えています。私たちの「土」に対するチャレンジは、試行錯誤の中からはじまりました。

「土」にも、長所と短所があります。第7話の水田の話でもあるように、昔の農家の人は雑草を抜いたり一生懸命に田づくりを行って、水田の土を丁寧につくってきました。いい「土」をつくるためには、相当の努力が必要だったのです。たとえば庭には生えた雑草を抜く作業だって、なかなかたいへんなものです。アスファルトとコンクリートで覆われている都市で「土」の部分を増やしたいと考えても、たえず雑草を抜いて美しく管理することは難しいものです。また未舗装の道路で、雨が降ってできた水たまりは、あまり気持ちの良いものではありません。歩行者にとっても車にとっても、スムーズな通行を妨げます。

そこで、私たちが考えたのは、雑草の生えにくい「土」を開発することでした。その結果、平成10年に誕生したのが「ガンコマサ」です。舗装することで雑草が生えてくるのを抑制する舗装材で、薬剤などを使っていないため安全性があり、適度な透水性を持っているので雨や雪が降っても水たまりができにくいのが特長です。ここから私たちの「自然土舗装材」という未知のジャンルへの挑戦が始まりました。

第6話での「長七たたき」は、服部長七が開発した、当時では最先端の土木技術でした。また、昔の住宅を考えてみても「土間」や「土壁」など、これらを施工するためには職人の知恵と技が必要です。しかし現代においては、いくら優れたものであっても専門家に依頼して、時間とコストがかかるのでは経済的・実用的ではありません。「ガンコマサ」シリーズは、この短所を私たちの技術によって解決しました。敷設して散水するだけで翌日には固まり効果を発揮する。誰もが手軽に扱える「現代の土」なのです。

これからの生活者には、環境問題、高齢社会、地球温暖化など、さまざまな問題がもっともっと押し寄せてくることでしょう。私たちYBK工業は、独自のテクノロジーを結集させた自然土舗装材などの製品を通じて、皆さまの生活環境を向上させるお手伝いをすることが使命だと考えています。お客さま一人ひとりに土の良さを知っていただき、もっと生活の身近に土を感じていただけるように、暮らしに役立つ21世紀の「土」を開発する努力を続けます。


ガンコマサシェル施工例


スーパーガンコマサ施工例


ガンコマサ施工例